倉庫85:北関秩父ブギウギ取材ツアー

  今回は、前回の「関東外環」よりも少し内側を巡る旅。まず最初にやって来たのは、栃木県は真岡鉄道の真岡駅。駅そば「カウベル」が目当てだったのですが、残念ながら定休でした。う〜む、幸先の悪い旅になってしまいました。「定休日くらい調べてから行けばいいのに」とよく言われますが、目的地が10軒とかあると面倒なので調べずに旅立ってしまう悪い癖がありまして。あと、事前に調べてしまうと旅がつまらなくなるということもあります。「未知との遭遇」こそが旅の醍醐味であり、行った先に何があるか分かっているのでは、それはもはや旅とは言えないと思ういます。
  気を取り直して、2軒目に行きます。上越新幹線の上毛高原駅「上毛高原そば」。今年5月に行ったばかりなのですが、わけあって再訪。いやぁ、大盛況です。これまでこの店が繁盛しているシーンを見たことがなかったので、嬉しいですね。新幹線の発着前後だけ、このような状態になるようです。
  まいたけそばをいただきます。これがこの店で3回目の実食ですが、3回ともまいたけそば。全メニュー制覇したい身としてはあってはならないパターンなのですが、いざ券売機の前に立つとこれが食べたくなってしまうのです。ブロック状の舞茸の食感と、独特な香りがたまらないです。でも、たぶん次回は別メニューにします。
  少し西へ足を伸ばしまして、長野県を目指します。途中、道の駅「八ツ場ふるさと館」で小休止。群馬名物の「焼きまんじゅう」を実演販売する店があったので、いただいてみました。見た目には結構ガッツリしていますが、実際には蒸しパンのように軽い食感なので、「小腹を満たす」というレベルです。甘辛味噌の味付けと、焦げの香ばしさが心地いいですね。
  小さな足湯もありますが、訪問時には稼働していませんでした。ちなみにこの道の駅、その名から推して知れるように、八ツ場(やんば)ダムが計画されているエリアにあります。国道145号の新道、つまりダム完成後にも残る道沿いにあります。眼下に旧145号と街並みを眺め下ろすことができるのですが、ダム完成後にはこれらすべてが水没することになります。何かと問題視される機会が多い八ツ場ダム。住民への理解を求める意図なのか、道の駅内にも資料展示コーナーがあります。原発が挙ってPR館的なものを併設するのと同じベクトルの道の駅なのかもしれませんね。
  長野県に入ると、駅そばの聖地・軽井沢の名店「おぎのや」で天ぷらそばをいただきます。繊細な生麺と香りが新鮮なつゆ、そして食べ応えのあるかき揚げ。相変わらず、安定した美味さです。
  店内のあちこちに、「駅そば発祥の地」の云われ的な掲示があります。この場に書くのは恥ずかしいので、興味がある方は見に行ってみてください。
  別所温泉で汗を流して、長野県とはお別れ。再び群馬県に戻り、藤岡市内のラーメン店「おおぎや」でネギ味噌ラーメンを。群馬に行くとおおぎやも食べたくなるんです。これ1杯で駅そばを2.5杯くらい食べられると思うと、「1回の旅で1食くらいでいいな」とは思いますが。ちなみに、奥に見えているライスは無料サービスです。スープの味が濃いので、ご飯にもよく合います。
  埼玉県に入り、道の駅「みなの」で車中泊。翌朝は5時に起き出して、少し街歩き。長瀞方面を歩きます。長瀞というと賑やかな観光地のイメージですが、少し外れるとこんな風景になります。早朝の散歩がたいへん気持ちいいです。空気が瑞々しい!
  長瀞駅前の土産物店街も、まだ寝静まっています。あと3時間くらいしたら、ここも多くの観光客でにぎわうのでしょう。
  ライン下りの発着所になっている石畳まで行ってみました。「静謐」とは、まさにこのこと。観光客が出歩いていない時間帯だからこそ味わえる情緒があります。岩の上から飛び込みたい衝動を抑えるのに必死でした。
  土産物店街には、レトロな射的屋もあるようです。現役かどうかは未確認ですが。射的屋って、どちらかというと温泉街のイメージですけどね。浴衣を着ないとやってはいけないゲームのように感じます。
  さらに北へ歩きまして、秩父鉄道樋口駅付近からの荒川の眺め。このあたりまで、峡谷美が楽しめます。長瀞の峡谷を橋の上から眺められるポイントは少ないので、貴重です。ちなみに、こちらの橋は車ではちょっと行きにくいので、樋口駅から徒歩で行くのがオススメ。車の場合は、野上駅近くの県道の橋へ行くのがいいでしょう。
  波久礼駅近く(荒川の対岸)の集落のあちこちでこんな飾りが見られたのですが、これはいったい何でしょうかね。見た目には完全にサイコロなのですが。住民に聞いてみたかったのですが、表を歩いている人がおらず、聞けませんでした。
  波久礼駅近くの橋上から荒川を眺めると、こんな感じになります。峡谷という感じではなく、ダム湖っぽい深淵の雰囲気です。
  波久礼駅で散歩を終え、秩父鉄道で親鼻駅へ。道の駅「みなの」に戻ると、ほどなく売店がオープンしました。ナイスタイミング。散歩を終えて小腹がすいていたので、「たらし焼き」なるものを買って食べてみました。硬めのお好み焼き、というかチヂミというか、でしょうか。粉物を焼いたものであることは確かです。特徴的なのは、味付けが味噌だということ。素朴というか、田舎風な味わいで、なかなか美味しかったです。130円と安いので、気軽に試せるのもいいですね。
  最後は、駅そば2連発で締めます。まずは、御花畑駅「はなゆう」。この駅には個人的お気に入りの「秩父そば」があるので、この店は長らく未食のままだったのですが、ようやく実食機会に恵まれました。秩父に行くと食べたくなる、きのこそばを実食。高い(450円)わりにあまり豪華な見栄えではないのですが、生のきのこを使っているそうで。それはそれでセールスポイントになると思います。つゆは「焼きあご出汁」を使っている旨の掲示がありますが、特段変わった風味があるようには感じませんでした。
  最後の一杯は、正丸駅「正丸駅売店」のきのこそばです。このあたりの途中駅は登山客の利用が結構あり、また駅前が広くなっていて車で寄りやすいので、駅そばと呼べるタイプの店が結構あります。食べている時には特段感じませんでしたが、今になって写真を見返してみると、ずいぶん麺が多いようです。丼の大きさ・形状も考慮する必要はありますが、上記「はなゆう」よりは麺自体が多いと思います。ナルト巻きを添えるのが秩父流でしょうか。

戻ります。