倉庫79:花咲忘年迎春ツアー(後編)

  釧路市内のホテル「アクシアイン釧路」で、紅白歌合戦を眺めつつ新年を迎えました。ここ数年、新年を旅先で迎えることが多いですねぇ。
  元旦の朝。初日の出が見えるかなと思って部屋の窓を開けてみると、吹雪いていました。残念ながら、初日の出どころではなさそうです。それよりも、列車がちゃんと動いてくれるかどうかを心配した方がよさそう。新年早々、幸先が悪いですね。
  アクシアイン釧路は、楽天経由で1泊2900円という格安ビジネスホテルなのですが、ちゃんと朝食が付きます。2014年最初の食事は、おせちでも雑煮でもなく、パンとサラダと茹で卵。いや〜、味気ないのなんの。正月気分など微塵もありません。
  なにはともあれ根室本線完乗と東根室駅訪問を成し遂げたので、基本的には後は帰るだけです。あちこち寄り道をしながら、のんびり帰りましょう。
  ふと、白糠駅で途中下車。この駅には、待合室内のたこ焼き店があるのを、以前に車窓から眺めて知っていました。ちょっと食べてみようかなと。しかし、ご覧のとおり。正月だから休んでいるのかなと思いきや、シャッターには「当分休業」の貼り紙が。駅員さんに尋ねると、「もうやめちゃったみたいですよ」とのことでした。う〜む、残念。
  北東パスも、青春18きっぷと同じように、石勝線の新得・新夕張間では特急の乗車することができます。束の間の、ゴージャスな列車旅。特急は雪にも強いようで、豪雪の中でもほとんど遅れることなく走り抜けました。
  帰りも夜行急行「はまなす」に乗るのですが、札幌から乗るのでは往路と同じになってしまって芸がないので、可能な限り鈍行で進んで、「はまなす」に追いつかれる寸前に乗り換える方策に。まぁ、結果的には「はまなす」が大幅に遅れ、登別駅で長いこと待つハメになったんですけどね。
  登別駅には、駅出口脇にヒグマの剥製が展示されています。う〜む、でかい。こんなのに襲われたらひとたまりもないですね。
  約1時間半遅れでやって来た「はまなす」に乗り、北海道とお別れです。元旦なら空いていると思っていましたが、結構混んでいました。2人掛け占領もできず、ほとんど眠れないまま一夜を過ごしました。
  「はまなす」には車内販売はないのですが、代わりに車内に飲み物の自販機が設置されています。食べる方はどうにもなりませんが、喉の渇きには対応できます。
  青森駅には、定刻より少し遅れて到着。「はまなす」はもともと函館で30分ほどの停車時間を設けていることもあり、いくらか帳尻を合わせることができたようです。
  ホームの「そば処八甲田」はまだオープン前だった(この店はその後閉店)ので、一度駅を出て、駅舎外側の「そば処八甲田」に立ち寄ります。冬の早朝のたぬきそば。これ、最高!
  どんどん南下していきます。昼食は、一ノ関駅「あべちう」で天ぷらそば。一ノ関駅は、鈍行で旅をしていると必ず乗継が発生する駅なので、ホームにあるこの駅そばは食べる機会が多そうに思うのですが、実は乗り継ぎ時間が短い便が多く、二の足を踏んでしまうことが多いものです。しかし、この時には乗継便の仙台行きが15分ほど遅れていたので、安心して注文することができました。電車の遅れを喜ぶのも変な話ですが、私と同じように遅れていると知って食べに来る人も結構多いようでした。
  仙台では、駅前の百貨店「さくら野」の地下1階にある「あかね」で、たぬきそばをいただきました。こういった、大型商業施設内のテナントを含めれば、まだまだ未食の駅そばもたくさんありそうです。こういった店を「駅そば」と呼ぶことに違和感を覚える人もいるかもしれませんが、個人的に「外にある店はOKなのに施設内の店はNG」とする理由が思いつかないので、巡る対象に含めることにしています。
  なんだか、食べてばかりですね。仙台に来ると、必ず食べたくなる「杜」の天丼セット。フルサイズの天丼と、ミニサイズのそばのセットです。なかなかのボリューム感で、お値段450円。かつては、この店ではいも煮そばや牛タンコロッケそばなど、ご当地ものを扱っていたのですが、それらはその後消滅し、安く腹を満たせるようなメニューが主流になっています。まぁ、需要がそっちなんでしょうね。旅行者よりも、地元住民の利用が多いのだと推察できます。
  駅弁も、1つくらい食べておきましょう。郡山駅「福豆屋」で、「ばんだい松茸めし」を。本日の宿泊先・新白河駅近くのビジネスホテルでいただきました。
  まぁ、なんともシンプルな弁当ですね。成人男性の1食には、ちょっと足りないかなというボリューム感です。まぁ、駅弁はこういうものかなと。値段とかボリューム感よりも、雰囲気、というか「駅弁であること」を楽しむものだと思います。毎食食べようとは思いませんが、1回の旅行の中で1食くらいは食べたくなります。
  最終日は、宇都宮市内を少し歩きました。JR宇都宮駅の東口は、以前は駅前には何もなかったのですが、しばらくぶりに行ってみたら、駅前広場が「餃子広場」に化けていました。屋台風の餃子店が軒を連ね、多くの観光客で賑わっていました。これまでは西口側の「宇都宮餃子館」あたりが観光客の集中スポットでしたが、これから勢力図が変わってきそうです。こちらにはテーマパークのような楽しさもあるので、特に家族連れやカップルなどに人気が出そうですね。
  高崎駅東口の駅ビル「イーサイト高崎」内にある「そば処吉野家」で、今回の旅の大トリを飾る牛丼セットを。吉野家の十割そば、安定して美味いと思うのですが、不思議とあまり流行りませんねぇ。なかなか、吉野家がそばをやっているというイメージが浸透しません。価格に鑑みても、もっともっと流行っていいように思うのですが
  高崎駅、東口側は綺麗になりましたね。個人的には西口側の古びた繁華街が好みですが、街の中心が駅の西から東へシフトしつつあるように感じます。
  年末年始の旅は、どうしても不完全燃焼になってしまいます。休業する店が多いので。駅そば巡りも、なかなか思うようにはできませんでした。この無念感は、次回以降の旅で晴らしたいと思います。

戻ります。