倉庫72:北関東ME虱潰しツアー

  今回の旅は、道の駅巡りです。「駅そば」に続く、2匹目のドジョウとして有力視しているジャンルで、近年特に企画に力を入れておりまして。今回も、道の駅の企画を立案するために出かけたのですが、営業努力の甲斐もなく、結局仕事には結びつかなかったので、このコーナーに載せてしまうことにします。
  最初に立ち寄ったのは、埼玉県の【アグリパークゆめすぎと】。国道から外れていてアクセスが悪い駅ですが、表の農道は国道の混雑を避けてバイパス代わりに利用する車が多いので、この駅もトラックが多く利用しています。
  続いて、同じく埼玉県の【童謡のふる里おおとね】です。こちらは、「いかにも初期型!」という感じの、素朴な駅ですね。駐車場の縁石がかなりでしゃばった造りになっているので、入出庫時に擦らないよう要注意ですな。
  同じく埼玉県の【きたかわべ】へ。こちらは、かなり賑わっていました。ここのレストランでは、ナマズの天ぷらを食べることができます。
  栃木県に入ります。国道50号の【思川】。新しい駅ですね。規模が大きく、利用者も多いです。高速道路のSAのような雰囲気があります。
  栃木県の県都・宇都宮まで北上してきました。最近道の駅に加盟した【うつのみやろまんちっく村】です。かなり規模が大きい駅で。駐車場が点在しています。用途に応じて、駐める場所を考えましょう。温泉入浴施設があるのですすが、温泉に入りたい場合には一番奥の駐車場を利用するといいでしょう。メイン駐車場から歩くと10分以上かかります。
  閉店間際の物産館で、こんなものを買い食い。実は今、ちょっと注目しているのが「ハンバーガー」でして。「駅そば」と同じように、結構地域性とか、個性があるんですね。道の駅に限定しても、全国に100以上の「ご当地バーガー」があります。これが2匹目のドジョウにならないかな、と考えているのですが……。
  ちなみに、この写真は「エビカツバーガー」で、ご当地バーガーと呼ぶにはちょっと弱いですね。
  この日の行程は、【にしかた】まで。車中泊して、翌朝、鹿沼まで歩きました。写真は、北鹿沼駅から東武金崎駅まで利用した、東武日光線の車内の様子。う〜む、見事に空いています。沿線には切符販売機すらない無人駅が多く、精算システムがよく分かりません。車掌が徴収しに来るわけでもないし。降りるときに車掌に払おうとしても、受け取ってくれませんでした。仕方なく、東武金崎駅の切符回収箱にチャリンチャリンと入れてきたのですが、これだと、無人駅から乗って無人駅で降りれば、タダ乗りし放題なのでは? もうちょっと考えてくださいよ。
  道の駅探訪に戻ります。もちら、車泊で利用した【にしかた】。東武金崎駅から徒歩10分弱の場所にあり、電車でも巡れます。郊外型の、のんびりした雰囲気の駅です。
  一方、【どまんなかたぬま】は、街なかの賑やかな駅。駐車場のキャパはそれなりにありますが、かなり駐車率が高いです。土日の昼間は、空きを探すのが大変かも。無料で利用できる足湯があります。
  群馬県に入ります。国道17号上武道路の【おおた】。立地がよいにもかかわらず、比較的閑散としていました。レストランがないので、長居する人が少ないためでしょうか。レストランがない代わりに、ケータリングカーが多数停泊して(写真にも写っています)いて、独特な雰囲気を作り上げています。
  赤城山のふもとに位置する【赤城の恵】。人里離れた駅ですが、温泉入浴施設を併設しているので、利用者は多いです。近くに牧場があるのでしょうか、駐車場全体に畜糞系の臭いが漂っていたのがちょっと。何かを買い食いしようという気分には、あまりなれないかも。
  同じく赤城山麓の【ふじみ】。こちらも、温泉入浴施設を併設しています。群馬県には、この手の道の駅が多いですね。駐車場からの見晴らしがなかなかよいので、ちょっと立ち寄るにもいいかもしれません。
  街なかに降りてきました。国道17号渋川バイパスの【よしおか温泉】。その名のとおり、温泉入浴施設「リバートピア吉岡」併設です。実はこの施設は、渋川バイパスが開通する前からこの場所にあります。バイパスが開通してから道の駅を名乗るようになりました。そのため、バイパスから駐車場まで、ちょっと複雑な経路をたどることになり、迷いがちです。駐車場も後から増設したようで、数か所に分かれています。たいへん利用者が多く、時間帯によっては駐車場所の確保に苦労します。
  ちなみに、温泉入浴は2時間300円〜と、安いです。無料の足湯もあります。そりゃ人気なわけだ。
  この日は、【しもにた】で車泊。翌朝も、例によって少し歩きます。写真は、上信電鉄千平駅にほど近い、不通渓谷。「とおらずけいこく」と読みます。駅歩5分で、この絶景を楽しめます。【しもにた】からでも、徒歩10分くらいです。
  上州富岡駅まで歩きました。帰りは、上信電鉄に乗ります。う〜む、こちらも見事に閑散としています。ちょっと「廃止」の声がささやかれそうな空きっぷりですね……。高崎・上州富岡間はそれなりに乗客があるようですが、上州富岡・下仁田間は本当に乗客が少ないです。それなのに、意外と有人駅が多い。1日の平均乗車人数が100人ちょっとという駅にも、駅員さんがいます(時間帯限定かもしれない)。採算合うんですかね?
  下仁田駅付近から見下ろす、鏑川。川面が半分、凍っています。今年の冬は寒かったという印象がありますが、山間部では特に冷え込みが厳しかったんでしょうね。
  上信電鉄の車両。ちょっとレトロな雰囲気があります。古い塗装の500形ですね。西武鉄道から払い下げられた車両です。独特な丸みを帯びた形が、愛嬌があって結構好きです。
  道の駅巡りに戻ります。車泊で利用した【しもにた】。円形の建物に、物産館やら食堂やらが集結しています。個人的に利用頻度が高い駅ですが、実はあまり印象に残っていません。ネギとかコンニャクとか、特産品はいろいろある街なのですが、ちょっとプッシュが弱い気がします。
  続いて、同じく群馬県の【甘楽】。国道から外れていることもあり、比較的空いています。車泊に好適……と思いきや、夜間は駐車場の大部分が閉鎖されてしまうので、むしろあまり車泊には向きません。夜間は、10台くらいしか駐まれません。物産館に、比較的安い惣菜・弁当類が多く揃っているので、間食のためにちょっと立ち寄る感覚で行くといいかもしれません。
  道の駅巡りがメインの旅ですが、駅そばも1杯くらいはいっておきましょう。上越新幹線本庄早稲田駅「そば処中山道」で、天ぷらそば。NRE店なのですが、メニューは一般的なNRE店とはだいぶ異なっています。異なっているというか、間引きされている感じ。営業時間も11〜14時と短く、しかも平日のみの営業です。なかなか食べる機会に恵まれない、レアな駅そばかもしれません。
  北関東ME虱潰しも、ラストスパートです。埼玉県に入って、まずは【かわもと】へ。国道140号バイパス沿いにある、利用者の多い駅です。しかし、施設の方は素朴で、レストランもショボめです。農産物の特産センターが充実していて、深谷ネギなどをかなり安く買い求めることができます。
  同じく140号バイパス沿いにある、【はなぞの】。上記【かわもと】が比較的硬派な駅だったのに対し、こちらは観光客向けというか、比較的軟派な施設。建物の感じを見ても、その雰囲気が伝わると思います。
  埼玉県内では2番目に登録された、【おがわまち】。国道254号ですが、バイパスではなく旧道の方なので、わりとのんびりした空気感です。ただ、体験系の施設が多く、長居する客が多いので、駐車場はそれなりに混雑しています。和紙工芸などが盛んな街で、物産館に置いている商品も、食品よりも工芸品系が多いです。
  最後に、【いちごの里よしみ】に寄ります。公園風の施設の中に、物産館やらベーカリーやらいちごの温室やら、いろいろな施設が点在しています。いわゆるレストランがなく、食事の確保にはあまり向かない駅です。一応、簡易飲食店街というか、屋台群みたいなのがあるんですけどね、いまいちパッとしない感じです。
  3日間で、巡った駅は17。一時期、このくらいのペースで全国の道の駅を巡っていた時代もありましたが、鉄道旅行が多くなった近年では久しぶり。どこも楽しく、また熱が湧いてきそうな気がします。

戻ります。