倉庫65:道南道央公私混同ツアー(前編)

  今回の旅は、飛行機で始まります。羽田6:40発、AirDo函館行き。飛行機に乗るの、ずいぶん久しぶりです。いつ以来だったかなと記憶をたどっていくと、なんと、21歳の時にエジプトへ行って以来ということで、約18年ぶりでした。18年間飛行機に乗らなかった男というのも、私くらいの年代としてはかなり珍しいかもしれませんね。しかも、これだけ旅をしているにもかかわらず、ですから。
  しかし、何回乗っても、飛行機はつまらないです。私にとっては、途中があってこその旅なので。空港までのリムジンバスの方が、よっぽど楽しかったです。
  函館空港に着いて、まず最初に湧いた欲求は、食欲でした。というわけで、空港内で営業しているラーメン店「おんじき」で、海峡ラーメンを食べます。どのへんが「海峡」かというと、具材にエビやホタテなどの海産物が使われているんですね。まぁまぁ美味い部類だったと思いますが、1100円という値段はどうなんでしょうかね……。もちろん、ベースは塩味です。
  ちなみに、空港内にはかつて立ち食いそばがあったらしいのですが、空港内がリニューアルされ、現在はなくなってしまっています。
  今回の旅の目的は、全部で4つ。1つ、墓参り。2つ、親戚回り。3つ、仕事。4つ、観光。4泊5日と、たっぷりの日程を組んでいるのですが、広い広い北海道では移動に時間がかかるため、あまり余裕はありません。
  鈴木家の菩提寺は、北海道七飯町、大沼公園のすぐ近くにある「昭和寺」です。JR大沼公園駅から、観光客の流れとは逆方向に少し歩いた、静かなところにあります。墓前で手を合わせ、これで1つめの目的達成。
  墓参りの前後に親戚を3軒訪ねているのですが、そこは割愛しましょう。話は昼食に飛びます。大沼公園駅近く、観光客がそぞろ歩くような場所にある「そば茶屋やま咲」に入ります。函館空港で立ちそばを食べ損ねたからというわけではありませんが、とにかくそばを食べたくて。
  写真は、天ざるそばの大盛り。値段は忘れました。たぶん、1000円をちょっと超えるくらいだったと思います。
  初日は、函館市内、湯の川温泉の「ホテル万惣」に投宿。明日の行程を考えると、長万部あたりで宿泊した方が効率がいいのですが、格安プランを利用していて、長万部には利用可能な宿泊施設がなかったので。ちなみに、今回利用した近畿日本ツーリストの格安プランだと、往復の飛行機、現地4泊(7食付)、レンタカー乗り放題(ガソリン代別)で、ひとり50000円少々です。個人旅行に適用できるプランとしては、きわめてお得です。
  写真は、ホテル万惣の夕食。格安プランなのに、バイキングではなくお膳料理です。まぁ、あまり豪華とは言いがたい内容でしたが(笑)
  夕食後に、少し歩きに出ました。湯の川温泉は、函館駅付近と路面電車で結ばれているので、これに沿って歩きます。路面電車のある街って、独特な情緒があって好きなんですよね。
  函館駅前へ。朝市の「どんぶり横丁」を覗いてみましたが、さすがにこの時間には閑散としています。この横丁ができてからは、まだ朝市で何かを買ったり食べたりしたことがないので、そのうち。……でも、おそらく期待を裏切られることになるんだろうと思いますが。
  さて、2日目です。ホテルの朝食はたいへん質素なのですが、800円追加してイカ刺しを用意してもらいました。これで、だいぶ豪華に。イカ刺し、見るからに新鮮です。透き通っていて、きらきらと輝いています。歯ごたえも上々でした。
  今日は、基本的に移動するだけの日。函館から札幌まで、ひたすら車を走らせます。高速を使えば4時間くらいなんですけどね、それではつまらないので下道を走り、ちょいちょい道草を食いながら北上していきます。
  まずやってきたのは、恵山。ここに、とっておきの温泉があるんです。10年前に道南を旅した時に偶然見つけた、御崎浜温泉。道道の脇に半露天風呂が1つあるだけの、素朴な温泉です。看板等が出ていないので、観光客はほとんど来ません。かつては看板が出ていたのですが、利用する観光客のマナーがあまりにも悪く、撤去したそうです。利用するときは、マナーをしっかり守りましょう。
  昼食は、長万部で。長万部といえば、これですよ。かなやの「かにめし」です。かなやの「かにめし」は、駅弁としてたいへん有名なのですが、実は国道沿いにドライブインを構えていて、できたてのアツアツを食べることができます。丁寧にほぐした毛ガニの香りが食欲をそそり、結構な量があるのですがペロリと平らげてしまえます。
  ここ10年くらいの間で、長万部周辺のドライブインもだいぶ数が少なくなってしまったように感じますが、「かにめし」はなんとか生き残ってほしいですね。
  お次は、ニセコ。JRニセコ駅は、ペンション風のオシャレな駅舎が人気。訪れたのがハロウィン前だったということもあって、駅舎周辺には大きなカボチャがたくさん飾られていました。
  残念だったのは、ニセコ周辺では猛烈な豪雨に遭い、あまり車を降りての散策ができなかったこと。今回の旅も、やっぱり荒天に祟られました。
  中山峠から、羊蹄山を眺めます。中山峠では雨も上がって薄日が差していたのですが、羊蹄山付近は厚ぼったい雲に覆われています。まだ、豪雨が降っているようですね。
  写真はありませんが、この写真を撮影した道の駅「望羊中山」の名物・あげいもを頬張って、お腹いっぱいの状態でホテルにたどり着くことになります。
  2泊目の投宿先は、定山渓温泉「ホテル鹿の湯」。昨日の「ホテル万惣」もそうなのですが、なかなか立派なホテルです。普通に泊まっても、ネット経由なら結構安く泊まれるので、穴場的なホテルですね。ビジネスのシングル程度の料金で、2食付けられます。
  食事は、ホタテの貝焼きと、豚肉と野菜のせいろ蒸しがメインで出てきて、あとはバイキングです。このパターン、いいですね。バイキングだけだとちょっと安っぽいし、お膳だけだと量が足りない。そんな方には特におすすめです。ちなみに、この日の料理の中で私が最も気に入ったのは、「キノコ汁」でした。
  3日目に突入します。この日は、午前中に札幌の親戚宅を訪ねて、道央道で一気に旭川へ移動します。その移動中に、昼食を摂ります。日本最北のサービスエリア・砂川SAで、エゾシカ担担麺を。札幌なら味噌ラーメン、旭川なら醤油ラーメンが定番ですが、ちょうどその中間で食べることになったので、どちらでもない担担麺にしました。エゾシカ肉が入っているのですが、これはまぁさして美味いものでもないので、コメントは控えます。
  旭川到着後、私は単独行動をとって、地元テレビの出演(ロケ)に向かいます。改築されたばかりの旭川駅の駅そば「まんざいどん」で食べているシーンを撮影。その後、少々のインタビュー。
  ともあれ、これで今回の旅の目的は、4つのうち3つまで完遂したことになりました。あとは、観光を重ねるだけです。ちなみに、写真は「まんざいどん」のよくばりそば。油揚げ・天かす・生卵・山菜がトッピングされます。
  3日目の宿・旭川クレッセントホテルは夕食が付かないので、スーパーで買ってきます。ミンククジラの刺身なんていうゲテモノも食べました。まぁ、あまり美味いものではなかったです。北海道のスーパーは、鮮魚コーナーが豪快で楽しいですね。それにしても、すっかり食べてばっかりの旅になってしまっています。もちろん、食べることこそが旅の第一義であるとは思いますが。
  前編はここまで。4日目と5日目については、後編でご案内することにしましょう。後編では、食べるだけでなくちゃんと観光もしていますので、お楽しみに。

戻ります。