倉庫62:’12夏の甲子園観戦ツアー

  バスの写真から始まりましたが、このバスに乗ったわけではありません。タバコを吸いたくて途中下車した高尾駅前のバス乗り場での1枚。高尾駅のバス乗り場はスペースが狭く、大型バスが転回することができません。乗客を降ろしたバスは、一番奥にあるターンテーブルに乗って、グルッとその場で転回します。バスのターンテーブルが珍しかったので、ついシャッターを切ってしまいました。
  というわけで、今回は中央線経由で大阪を目指します。もちろん、駅そばを食べながらの旅路です。本日の1杯目は、塩尻駅「桔梗」のきのこそば。塩尻には、かつて「信州そば」という店が入っていたのですが、いつの間にか「桔梗」に変わっていました。まぁ、改装して店名が変わっただけで、業者は変わっていないんですけどね。
  このきのこそばは、ちょっと残念な一杯でした。というのも、使われているキノコがシメジだけなんですね。長野だったら、山なめことかフクロダケとか、東京ではあまり出回らないきのこを乗せてほしかったです。
  一気に米原まで飛びます。ここから、関西風エリアになります。米原と言えば、井筒屋。ホームの露出店に、いつの間にやら「梅そば」なんていう洒落たメニューが登場していました。もっとも、関西ではわりとポピュラーなメニューですが。関西風のつゆと梅干し、よく合います。美味しゅうございました。
  夜勤明けでの出発だった(始発ではなく、7時ごろの電車で出発だった)ため、初日は大阪まで行くだけで終わり。定宿アルデバランで一泊して、いよいよ甲子園に乗り込みます。
  朝食を、甲子園球場内で確保します。球場内グルメは高いので、なるべくダイエーを利用するようにしているのですが、まだ開店前の時間帯なのでやむなく。
  球場内で買うからにはネタにしないと、ということで、浪江焼きそばを買ってみました。う〜ん、甲子園、完全にB級グルメ博覧会のような状態になっていますね。
  浪江焼きそばは麺が太いのが特徴なのですが、これはちょっと太すぎですね。明らかに「焼うどん」です。具材は、もやしと肉。不味くはないけど、確か550円くらいしたような……。やはりダイエーの方がコスパがよいです。
  実は、今日は寝坊しました。甲子園球場に着いた時点で、すでに第1試合は終わっていました。観戦は、第2試合から。滝川二(兵庫)と、北大津(滋賀)の対戦です。近畿勢同士の対決ということで、スタンドもかなり埋まっていました。特に滝川二は13年ぶりに甲子園切符を掴んだ古豪なので、古くからのファンが多い学校です。
  試合は一進一退のハラハラドキドキの攻防になり、最終的には5−4で滝川二が勝利しました。
  続く第3試合は、天理(奈良)と宮崎工の顔合わせ。甲子園常連で全国制覇経験もある天理に対し、宮崎工は53年ぶりの夏・甲子園。ちょっと酷な組み合わせだなぁと思っていたのですが、宮崎工が善戦します。5回までは0−0で膠着し、先取点を奪ったのは6回表の宮崎工。これは面白い展開になったと思ったのですが、試合巧者の天理はすぐその裏に2点を奪って逆転、主導権を握りました。結局、打ちあぐねながらも3点を奪った天理が3−1で勝利しました。写真は、試合後に校歌を歌う天理ナイン。
  第4試合は、鳥取城北と香川西の組み合わせ。まぁ、正直、比較的関心の薄い試合でした。どちらが勝っても、2回戦で天理と当たることを考えると……、と。
  試合は、4回に一気に3点を奪った鳥取城北が、香川西の反撃を一点にしのいで、3−1で勝利、2回戦に駒を進めました。鳥取県勢、9年ぶりの初戦突破。おめでとうございます。写真は、鳥取城北アルプスの鮮やかな人文字。
  この日も、アルデバランに宿泊。アルデバラン、安くていいんですけどね、最近、妙に安いプランを設定しているおかげで、あまりマナーのよくない客が多くなってきていて、困ります。泊まる場所、よく考えないと。
  翌朝、甲子園に行ってから朝食を確保すると高くつくので、阪神尼崎駅の駅そば「阪神そば」で炙りきざみそばをすすって済ませます。きざみそばは関西の定番ですが、それを軽く炙って香ばしさを強調させた一杯。厨房で炙っていますので、香りが◎です。
  今日は、何が何でも第1試合から観戦します。というのも、第1試合に我らが浦和学院(埼玉)が登場するから。今年の浦和学院には、かなり大きな期待を寄せていましたので。
  初戦の相手は、高崎商(群馬)。関東勢同士の対戦です。試合は、序盤こそ0−0で拮抗していましたが、後半は完全に浦和学院ペース。6点を奪い、投げては佐藤投手(写真)が高崎商打線を散発7安打に抑え、完封勝利しました。こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、「さすがは関東ではめっぽう強い浦和学院」。
  浦和学院のアルプスは、赤一色。浦和と言えば「レッズ」を連鎖想起しますが、やっぱり浦学も赤なんですね。でも、甲子園にはよく映える色だと思います。
  ちなみにこの後、浦和学院は2回戦で聖光学院(福島)を下して3回戦まで進みますが、3回戦で天理に6−2で敗れます。やっぱり、関西勢と当たると急に脆くなってしまうんですよね。下馬評では浦和学院の方が高評価だっただけに、残念でした。
  第2試合には、昨年の全国制覇校・日大三(西東京)が登場します。対戦相手は、聖光学院。これは好カード……と言いたいところなのですが、今年に関しては聖光学院の方が2、3枚上かなと思っていました。というのも、西東京大会の決勝を観戦に行ったのですが、まぁお世辞にも「強い」とは言い難い勝ち方だったんですね。執念だけで掴み取ったような甲子園切符でした。
  それでも、前年度優勝校として恥ずかしくない接戦を演じました。2−1で敗れはしましたが、また来年、自慢の強力打線を引っ提げて甲子園に戻ってきてほしいと思います。
  ここで、昼食タイム。ダイエーで済ませてもいいのですが、朝、阪神尼崎で一杯食べた時に、店員さんから「阪神野田にも姉妹店がある」と聞き、食べに行かずにいられなくなりました。わざわざ、電車に乗って昼食を録りに行きます。
  しかし、行ってみて「ガビーン!」でした。阪神野田駅改札外にある「戎屋うどん」、そばを扱わないうどん専門店でした。かなり麺の細いうどんなので、そばに近い感覚で食べられるのですが、これは駅そば認定できないかな……。せめて、姫路のように商品名で「そば」を名乗ってくれれば認定も考えたのですが。
  甲子園に戻り、第3試合を観戦します。初出場校同士の対戦、宇部鴻城(山口)vs富山工の試合です。
  結構ガッチリとかみ合う試合となり、見ていてなかなか面白い接戦でした。8回を終わって4−4の同点、9回裏、宇部鴻城の攻撃、1アウト2塁からまさかのサヨナラエラーで勝負が決まってしまうという、ちょっと酷な幕切れ。サヨナラゲームには独特の興奮がありますが、これがエラーとなると、見ているのが辛くなるくらい可哀そう。でも、このエラーで3年間の練習がパーになるわけではないので、これを糧にして、今後の人生に活かしてほしいと思います。
  第3試合が終わって、ビールを飲みたくてダイエーに行ってみると、今年も西浦達雄氏がミニライブを開催していました。相変わらず、アツイですね。
  ただ、今年(今日だけ?)はちょっとお客さんが少ないようで。かなり寂しいライブになってしまっていました。個人的には、やっぱり川上ジュリアの方がいいかなと。
  甲子園球場と言えば、外壁を這う蔦が名物。球場改装の際に一度すべて取り除かれてしまったのですが、また少しずつ伸びてきました。近い将来に、昔のように外壁一面に蔦が這う甲子園球場に戻りそうですね。
  さて、第4試合です。今年は、仕事の関係で2日間しか観戦できないので、私にとってはこれが今年の最終戦。カードは、佐世保実(長崎)と札幌第一(南北海道)。この組み合わせなら、札幌第一にも勝機があるかなと思って期待していました。エースの知久投手もなかなか評判がよかったし。
  しかし、試合は中盤まで互角に渡り合ったものの、7回裏に佐世保実が挙げた2点が重くのしかかり、札幌第一は初戦で姿を消しました。知久投手、キレのあるストレートを投げていたんですけどね、6回1/3で9四死球と制球に苦しみました。
  今年は、7試合しか観戦できませんでした。最低でも12〜3試合くらいは観ないと、お腹いっぱいにはならないですね。2日目は曇りがちだったということもあって、日焼け具合もイマイチ。いろいろな意味で、不完全燃焼でした。来年は、もう少し長い日程をとれるようにしたいなと思います。
  少し神戸方面へ足を延ばしました。JR六甲道駅で降りて、駅そばを探します。北口に、2軒ありました。写真は、「こまち」のぶっかけそば。神戸らしいメニューということで、「ぼっかけそば」を注文したんですけどね……、「ぶっかけ」が出てきてしまいました。店員さんが日本語の怪しい極東系外国人だったので、聞き違えたのでしょう。夏だから、冷やしに決まっているという先入観があったのかも。店員さんは若い女の子だったので、クレームをつけるのはやめて、いただくことにしました。
  この後、もう1軒「なか家」でも食べたのですが、写真がないので割愛します。
  アルデバランに宿泊する気になれなかったので、最終日は阪神尼崎駅近くの「尼崎ニューサウナ」に泊まります。設備は古臭いですが、2000円で宿泊できるという安宿の定番。
  ……こちらも、次回から再考ですね。もう、ホ○の巣窟です。仮眠室の至るところで、男性同士で×××が行われています。油断も隙もあったもんじゃない。寝ていて、ふと人の気配を感じて目を覚ますと、すぐ脇にいかにもそれっぽい人がちょこんと正座してこちらを凝視しています。「あ、そういう趣味ないんで」と言うと立ち去ってくれるので、実害はなかったのですが、おちおち寝ていられません。
  帰りがけに、駅そばを2杯いただきます。1杯目は、阪急梅田駅改札外、新梅田食堂街にある「潮屋」の、月見そば。最近は、次回の単行本に向けて「月見そば」と「きつねそば」を食べる機会が多くなっているのですが、ここの月見は温泉玉子でした。関西では、完全な生で出てくることはあまりないんですよねぇ……。この辺りについては、詳細は次回単行本のお楽しみということで。
  ところ変わって、東海道新幹線の岐阜羽島駅。改札外の「いこい」で、これまた月見そばをいただきます。こちらは、生。配膳付きの店なので、調理シーンをよく見られなかったのが残念。盛りつけ方を見たかったんですけどね。なぜか、油揚げと花かつおが一緒にトッピングされて出てきます。
  岐阜羽島へは、名鉄で行きました。名鉄沿線も、まだまだ探訪が進んでいない地域。今後、乗り倒し&歩き倒して探訪を進めたいと思っています。


戻ります。