倉庫59:リゾート&駅弁探訪ツアー

  いきなり美味しそうな写真から失礼します。今回の旅は、駅弁とリゾート列車を取材することが目的。ま、仕事です。取材です。いつもなら、公的な取材旅行は「記憶倉庫」に入れないのですが、初体験となることが多くて新鮮な旅路だったので、ついつい。仕事に影響しない程度に報告したいと思います。
  で、この写真はというと、JR小淵沢駅の名物駅弁「元気甲斐」。1300円もする高級駅弁ですが、個人的に大好きで、実食は4回目。弁当箱の緻密な造りにも感動させられます。
  中央本線から大糸線に乗り継いで、白馬へ。ここから、生涯初となるリゾート列車「リゾートビューふるさと」に乗車します。
  リゾート列車とは、特急列車並みの設備を備えた普通(快速)列車。観光列車の色合いが強いですね。JR東日本管内では、いたるところで運行されています(東日本以外にもありますが、少ないです)。ちなみに、リゾートビューふるさとは全席指定なので、青春18きっぷのほかに指定席券(510円)が必要になります。
  先頭車両には、こんな展望設備があります。窓が大きくとられているので、景色がよく見えます。
  信濃大町で、少々の停車時間。この時間に合わせて、ホームには地元業者の売店が出ます。お茶のサービスもあります。乗客だけでなく、運転士や駅員までもがお茶を飲んで暖を取っていたのが印象的でした。
  売店で買ったのは、黒豚ドッグ(写真中央)。確か200円とかそんな価格だったと思うのですが、ここで買い物をすると、お菓子詰め合わせのサービス(写真左)がつきます。お茶もサービスだし、200円でこんなにサービスしてしまっては採算が合わないのではないかと心配になります。が、売店のおばちゃんは「そういう決まりだから、気にしなくていいんですよ」と、優しく言ってくれました。人情味豊かで、いいですねぇ。
  リゾートビューふるさとは、長野まで走ります。途中で辺りが暗くなってしまうのが残念ですが、姨捨駅付近からの絶景も楽しめます。指定席券が必要とはいえ、単純に移動手段としても有用だと思います。
  さて、この日は新潟市内のビジネスホテルで一泊して、話は駆け足で翌朝に進みます。新潟駅西口改札外の「新潟庵」で、ながもそばを。ながもとは、佐渡でよく採れる海藻で、もずくのような、めかぶのような、不思議な食感。こういうご当地メニューがあると、旅情が増します。
  今日も元気にリゾート列車探訪です。新潟から酒田までの区間を走る、「きらきらうえつ」に乗車。こちらも全席指定のため、青春18きっぷ+指定席券(510円)が必要になります。しかし、車内は本当に快適なので、510円払う価値は十分にあります。特に、車内でうたた寝をしたい人には最高です。背もたれがリクライニングできるので。
  乗車前に、駅弁を購入しておきます。ちょうど、ホームにワゴン販売が設営されたところでした。しかし、客数が少なくて寂しいですね。昔なら、もっと多くの行楽客が群がっていただろうに……。
  「きらきらうえつ」には、なんとミニ食堂車があります。もちろん、乗客は自由に利用できます。持ち込んだ駅弁をここで食べることもできますし、車内で弁当を買うこともできます。ちょっとした土産物も扱っています。
  社内で購入したのは、「深山のしずく・お茶セット」。要するにお茶とお茶菓子のセットです。こういうものが車内で販売されているというのは、驚きです。サンドイッチとおにぎりと弁当くらいしかないと思っていたので。
  ついでに、新潟駅のホームで買った駅弁「雪だるま弁当」も、ここでご開帳。1000円と値が張るわりに、中身はそれほど高級感がないんですけどね、容器のかわいらしさに、つい手が伸びてしまいました。この容器、プラスチック製です。口の部分に切れ目が入っていて、食後には貯金箱として使えるようにできています。また、眉毛と鼻は自由に動かせる(回転できる)ので、いろいろな表情を作ることができます。
  酒田から陸羽東線で新庄へ出て、奥羽本線で山形へ。新庄付近は、かなりの豪雪地帯なんですね。列車の窓から見えるのは、雪の壁だけです。
  この日の行程は、仙台まで。宿に入る前に、勾当台公園駅近くの立ちそば店「そばの神田」で、肉そばをいただきます。仙台市内に数店舗を構えるミニチェーン店ですね。天かすが入れ放題なのですが、実食時には品切れでした。
  カプセルホテル「リーブス」に投宿して、迎えた最終日。朝から大雪です。
  まずは、仙台駅の駅そば「杜」で腹ごしらえを。普通にそばを食べようと思ったのですが、どうにもコッテリしたご飯ものを食べたい衝動に駆られて、天丼セットにしてしまいました。これが大当たり! 天丼の天ぷら、揚げたてのアツアツです。そばがミニになってしまうのが残念ですが、これで450円ならコスパはかなり高いです。出来上がりまでに5分ほど時間がかかるので、食べたい方は余裕をもってどうぞ。
  さらに食べます。仙台駅の駅弁「東北復幸弁当」を、車内で。これも、今回の旅で絶対に食べたい駅弁の一つでした。おかずが6つのマスに区切られていて、それぞれに東北6県を代表する惣菜が詰められています。これまた1050円と結構なお値段ですが、一日も早い東北復興を願いつつ、箸を進めてみてはいかがでしょうか?
  最後の一杯は、宇都宮駅「野州そば」の天ぷらそば。この店、遂にNREの軍門に下ってしまったんですね。寂しい限りです。昔より、味覚的にはむしろ向上しているようにも思いますが、少なくとも個性はなくなりました。あのふにゃふにゃな天ぷらは、もう食べられないんですね……。
  少し時間があったので、未踏路線を制覇しておこうということで、日光へ立ち寄りました。天気がよければ少し散策しようと思っていたのですが、あいにくの雨。今回は(も)、あまり天候には恵まれませんでした。
  ま、日光へはまたいずれ行く機会があるでしょう。

戻ります。