倉庫134:大湯温泉紅葉狩り失敗ツアー

  今回は、「駅そば」が1杯も出てこない旅です。私としては、異例ですね。ひとり旅ではなかったもので。
  新潟県魚沼地方へ紅葉見物に出かけたのですが、天候不順でした。台風が通過した直後だったのですが、残念ながら「台風一過」とはならずに置き土産の雲ががんばってしまったようです。行きがけに立ち寄った赤城高原SAから望む赤城山も、靄の中でした。
  お馴染み、越後湯沢駅構内にある日本酒テーマパーク「ぽんしゅ館」。この駅に行くと、毎回この蝋人形の写真を撮りたくなります。定期的に少しずつ配置を変えているのでしょうか、見るたびに少し新しくなっている感じがしてしまうのです。
  越後湯沢駅に寄った目的は、こちら。駅そば「湯沢庵」ではなく、「小嶋屋」のへぎそばです。これで4人前。1人前750円だから、それほど極端に高いわけではないのですが、普段駅そばばかり食べている私にとってはやっぱり高級品。「小嶋屋」で食べるのは、10年ぶりくらいでしょうか。独特なツルツル感があります。今回はちょっと水っぽかったような気がしますが。
  魚沼市内にある酒蔵を見学。魚沼は米どころですから、酒蔵もたくさんあります。そのすべてが見学を受け入れているわけではないのですが、中には観光バスなども立ち寄るような、テーマパーク的な酒蔵もあります。
  このビニールシートの中には、雪があります。冬場に降った雪を貯蔵しておいて、天然の冷蔵庫にしているんですね。今は10月。もっとも雪が少ないといってもいい季節。それでもなおこれだけ雪が残っているのですから、いかに冬場に降る量が多いかが分かります。
  濾す前の原酒、つまりどぶろくを貯蔵しているタンク。無料の試飲コーナーも併設しています。私は運転手なので、飲めませんでした。宿に着いてからの、お楽しみで。
  大湯温泉の「村上屋旅館」に投宿します。こういうちゃんとした温泉宿に泊まるのも、ひとり旅ではなかなかないこと。たまにはいいですねぇ。広い風呂にのんびり浸かって、ビールをキュッと呷って、満を持しての夕食です。この小鉢の数の多さが、温泉旅館ならでは。安いプランで泊まったんですけどね。充分な質・量の食事でした。
  村上屋旅館には、メインの大浴場とは別に、貸切風呂もあります。家族風呂のようなものですね。しかもこれが、別料金なしで利用できるのです。今回は私が宿を予約したのですが、実はこれが最大の目当てでした。同行者たちが寝静まった後、日付が変わってからこっそり入りに行きました。
  貸切風呂は2つあって、酒樽のような丸い湯船の浴室(写真)と、四角い湯船の浴室。四角の方が、少し広いです。
  貸切なので、先客があると、利用できません。入り口ドアにかかっている札で、利用可能かどうかを判断します。「どうぞ」の札が掛かっていたら、利用可。
  入浴時には、この札を裏返して「使用中」にします。上がったら、また裏返して「どうぞ」に戻しておくのを忘れずに。
  温泉卓球もできます。有料なんですが。
  翌日は、朝早くから温泉街を散策。大湯温泉は適度に鄙びていて、朝の散歩にちょうどいいです。中心部には、地元住民専用の外湯「雪華の湯」があり、その前に誰でも利用できる無料の足湯があります。お湯の中にはドクターフィッシュがたくさん泳いでいて、足を入れると角質を食べに寄ってきます。
  雪華の湯は基本的に地元住民専用なのですが、温泉街の旅館などの宿泊客は、各宿泊施設で「入浴手形」を購入することで利用できます(300円)。せっかくなので、私も。あまり利用する人はいない(各宿泊施設に浴室はあるわけで)んでしょうかね、旅館のスタッフも入浴手形をどこにしまったかわからなくなってしまった様子で、しばらくあちこち探していました。
  雪華の湯外観。外湯にしては大きな建物ですが、浴室は小さく素朴です。10人くらい入れるかな、という感じ。にもかかわらず建物が大きめなのは、休憩室があるから。こういう外湯(しかも、基本的に無人)で休憩室があるというパターンは、珍しいです。
  旅館に戻って、朝食タイム。それほど豪華ではないですが、品数が多いですね。普段朝食をあまり食べない私ですが、これだけ並ぶと俄然食欲がわいてきます。
  2日目は、南魚沼市と十日町市の境界となる山並みの稜線上を走る「魚沼スカイライン」へ。ここから眺める紅葉が素晴らしいと聞いていたもので。しかし残念ながら今日も小雨模様。山頂よりも低いところに靄のような雲が立ち込めていて、遠望が利きませんでした。手前の山の色づき具合から推して、晴れていればかなりの絶景だったんだろうなぁと考えられるだけに、残念です。
  気を取り直して、十日町市側に降りて、清津峡へ。清津峡、そんなに有名ではないかもしれませんが、実は日本三大峡谷のひとつに数えられています。規模はかなり大きいんです。
  入場料(800円くらいだったかと)を払って、トンネルへ。このトンネルを通らないと、絶景スポットへは行けないようになっています。
  ところどころに脇道があり、展望所に通じています。台風の通過後だけに、水量が多くて迫力ありますね。
  ここがトンネルの終点。ちょっとした資料展示と、休憩ベンチがあります。トンネル入口から、歩いて15分くらいですかね。わりと平坦で、階段などもないので、足腰にあまり自信がない方でも大丈夫です。
  一番奥の展望所からの眺め。なんだか、天井川のように見える不思議な景色です。川が、低いところから高いところに向かって流れているような錯覚を覚えます。そして、安山岩の柱状節理が見事です。
  昼食は、清津峡駐車場脇の食堂で。天丼セットをいただきました。まぁ、よくある観光地の食堂ですな。昨日食べた「小嶋屋」とか宿の食事なんかと比べると、ちょっとトゲトゲしたお味。まぁ、観光地で食べるものはこんなところでしょう。
  帰りがけに立ち寄った、寄居PA。なんか、メルヘンチックですね。海老名や三芳もそうなんですが、近年、東京近郊のSA・PAが、どんどんテーマパーク化しているように思います。ちょっと、違うと思うんだがなぁ。もうちょっと地方の方でやるならまだしも、東京近郊はただでさえ利用者が多くて混雑傾向があるので、あえてそこを目的地みたいにするのではなく、純粋に休憩地点としてのSA・PAであってほしいと思うところです。

戻ります。