倉庫132:がんばろう浜通りツアー

  一面のそば畑。JR水郡線常陸太田支線の沿線を歩いていたら、頻繁に出会いました。訪問は、9月。そろそろ、常陸秋そばが美味しい季節がやってきます。
  国道6号線は東京から仙台までひととおりつながり、一般車両も通り抜けができるようになりました。ただし、福島第一原発の近くは、通り抜けることはできても停車することはできません。また、バイク・自転車・歩行者は通り抜けもできません。窓の締め切りができる車両のみ通しているという状況です。
  震災以来ずっと営業を停止している、道の駅「ならは」。このエリアはすでに住民の帰還が可能となっていますが、この施設はまだ双葉警察署の仮庁舎として利用されており、一般人はトイレだけしか利用できません。双葉町が帰還困難区域に指定されていて、長期化しそうなので、まだしばらくはこの状況が続きそうです。
  津波で駅舎が流失した、富岡駅。少し場所を移して、新駅舎を建設中です。駅舎の脇には、売店らしき建物も作っています。噂では、ここに駅そば店が入るらしいです。復興のシンボルになるといいですね。
  長らく人が住んでいなかった地域だけに、野生動物が増え、また野に放たれた家畜が野生化して、町内を闊歩しています。野生化した牛と出くわしたら、びっくりしますよね。
  ふと前を見ると、おそらく汚染土を積んでいるのであろうトラック。除染作業も、まだまだ終わっていません。
  双葉町内では、線量もかなり高いです。平常時が0.015とかですから、200倍くらいですか。窓を閉めていても、放射線は入ってきますのでね、通行は自己責任で。また、窓を開けると、放射性物質自体が車内に入ってしまうので、線量の高い地域を抜け出た後も高濃度の放射線を浴びることになります。くれぐれも、窓をしっかり締めることを忘れずに。
  国道6号線は通れるのですが、脇道などはことごとくバリケードが設置され、進入禁止になっています。
  ただ、ガソリンスタンドはやっているんですよね。帰還困難区域内でガス欠にならないように、という配慮もあるのでしょうが、このスタンドに勤める従業員は大丈夫なのだろうかと、心配になってしまいます。
  福島県浜通りの復興はまだまだ道半ば、というか、スタートラインにも立っていないという感じです。JR常磐線も、一部区間はバス代行輸送だし。早く平常時と変わらぬ生活が戻るよう祈りたいところですが、私が生きている間にその日がやってくるのかどうか、というレベルでしょうね。
  さて、ここからは普通に取材行です。白石蔵王駅「お食事コーナー」で、天ぷらうーめんをいただきました。食べログで掲載保留扱いになっていたのが気になっての訪問だったのですが、元気に営業していました。というか、5月にも行っているんですよね……。再訪したのを忘れての再訪だったので、5月のときと同じメニューを食べてしまいました。、
  道の駅「七ヶ宿」で車泊して、翌朝は山形県へ抜けます。米沢駅の「鷹」で、公式取材。冷だしそば、ミニ牛丼、きなみおにぎり(メニュー名は「特おにぎり」をいただきました。公式取材なので、あまり多くは書きません。
  きなみおにぎりとは、「きゅうり・なす・みょうが」の頭文字をとったもの。ピリ辛仕立ての漬物が入っています。「キュウリのQちゃん」を少し辛くしたようなイメージ。素朴で美味しいです。
  米沢駅近くのヨークベニマル内に入っていた「味来亭」にも寄って、たぬきそばをいただきました。よくあるフードコートそばで、味覚的にも特段の感慨はありませんが、駅の近くにあるというだけで愛おしく感じられてしまいます。
  会津若松駅では、バスターミナル脇の「マルモ食堂」で、天ぷらそばを。フルサービスの大衆食堂なのですが。天そばで400円と駅そば価格です。バスターミナル脇という立地も加味すれば、準駅そばと考えられるのではないかと思います。
  帰りがけに道の駅「たじま」に寄ったら、立ち食いそばコーナーがありました。満腹だったこともあって未食なのですが、関心のある方は行ってみてはどうでしょうか。
  取材のお礼にと、いただいてしまった「牛肉どまん中」。押しも押されもせぬ、人気駅弁ですね。この写真はちょっと色が悪い(肉がアスファルトみたいな色になってる……)のですが、本当はもうちょっと茶色がかっていて、見た目にも食欲をそそられるものです。帰ってから自宅でいただきました。駅弁は、旅先で食べてナンボなんですけどね。でも、値段が高いこともあってなかなか旅先でも手を出しにくいので、タダでもらえるならこんなにありがたいことはないです。ごちそうさまでした!

戻ります。