倉庫116:中央東海ES底引きツアー

  公式取材のための旅なのですが、道中で未食・既食を問わず駅そばをたくさん食べてきたので、その報告も兼ねまして。
  まずは、大月駅にリニューアルオープンした「いろり庵きらく」から。都内の店舗と変わらない内容なので多くを語る必要はありませんが、朝食セット(明太子)のコスパは素晴らしいです。この内容で、380円。駅そばは朝がお得ですね。
  酒折駅で降りて、少し歩きます。道中で、こんな店を見つけました。駅からだいぶ遠いので「駅そば」認定はできませんが、立ち食いそば店です。ちょっと狭めの県道に面した立地。車で来る人が多いんでしょうかね。わりと交通量の多い道なので、結構需要があるのかもしれません。
  澄んだ空気の向こう側に、白雪を冠した南アルプスが望めました。空気が凛と張りつめていて、気持ちがいいです。結局、常永駅まで歩きました。
  中央本線に戻って、西へ進みます。長坂駅で途中下車して、最近オープンした駅そば「丸政」で、ジン唐そばをいただきました。ジン唐とは、羊肉を使った唐揚げ。「ジンギスカン唐揚げ」の略ですね。「丸政」というと、手のひらほどある巨大唐揚げ「山賊」が有名な店ですが、こちらはひと口大の唐揚げをたくさん乗せます。見た目のインパクトはありませんが、食べやすくていいですね。羊肉に特有の臭みがあるので、ちょっと好き嫌いは分かれるかもしれません。私は好きです。
  小淵沢駅の「観音生そば」は、大盛況でした。もうすぐ小淵沢駅は新駅舎が完成し、この店舗も移転になります。これが見納めになるかもしれません。1杯食べておこうかなとも考えましたが、この日はすでに2杯食べていて、この後にも食べる予定があるので、お腹と相談してやめておきました。あくまでも移転で、なくなってしまうわけではないのでね。当駅名物の馬肉そばや野沢菜天そばなどが移転後にどうなるのか、ちょっと気になるところではありますが。
  広丘駅近くのショッピングセンター内にある「ピーコック」に寄ります。フードコート店舗なので風情はありませんが、安く早くそばを食べられます。いただいたのは、山菜そば。長野県や東北地方などに行くと無性に食べたくなるメニューなのですが、山菜はおそらく中国産のミックス水煮。値段が値段ですからねぇ。雰囲気だけ楽しむ、という感じでしょうか。
  こちらは再食店。中津川駅「根ノ上そば」で、玉子そばです。これは古き良き駅そばの味覚を守り続けている一杯でした。近年、へたに生麺化したり、減塩タイプのつゆにしたり、あるいは即席のつゆにしたりといった店が多くなっている中で、これは昔ながらのよく作り込まれた一杯です。昔はこれが当たり前だったからあまりありがたみを感じなかったのですが、現在では貴重な存在です。カツオ出汁がしっかり利いていて、1杯で充分に満足させてもらいました。
  中津川駅のコンビニキヨスクでは、こんなものを売っていました。岐阜県名物・鶏ちゃんのおにぎりですね。ついつい衝動買いしてしまいました。まぁ、美味いことは美味いですが、鶏ちゃんはやっぱり焼きたてが一番です。
  本日は、名古屋駅前のこちらに宿泊。写真中央の「2100円」というネオン看板を出しているビルが、格安で泊まれる「エコホテル名古屋」。2100円はツイン料金(2人利用)だと思います(楽天からだと2000円)が、ひとりでも2500円で泊まれます(2016/12時点での話です。2017/10現在、2人2500円・1人3000円に上がっています)。
  室内は、こんな感じ。大阪・西成の安宿準拠ですね。ひとりで泊まっても、2段ベッドの部屋になります。これが余計に狭く感じさせるのですが、一方では上段のベッドを荷物置き場として使えるので、むしろ狭い部屋を広く使えます。テレビと冷蔵庫があります。寝るだけなら充分です。
  通路も狭いです。で、各階には共用の電気ポットがあります。トイレはもちろん共同。浴室は地下にある個室シャワーのみで、男女共用。女性と鉢合わせると、ちょっと気まずいです。
  一番気になったのは、防犯面ですかね。ビルの入口に間仕切りがなく、フロントが無人になることも多いので、誰でも部屋の前まで入れてしまいます。チェックアウトも、ルームキーをトレーに置くだけなので、その気になれば鍵のコピーをとることもたやすいです。サウナ宿泊よりも安いとはいえ、再利用する機会があるかどうか、微妙ですね。
  翌日は、名鉄で新羽島へ向かいます。竹鼻線は、発乗車。住宅の間をすり抜けるように走り、ローカルムードがあります。
  今回の旅の最大の目的は、こちらのお店。岐阜羽島駅の駅そば「爽亭」です。公式取材ですので、この場では書けないことも多いのですが、なにかと興味深い店なのです。
  ブラックらーめんを扱っています。うむ、スープが黒いですね。漆黒という感じではなく、焦げ茶くらいでしょうか。丼が黒いのが残念。白い丼の方が、スープの色合いがよくわかってよかったのではないかと感じます。
  味が濃そうなビジュアルですが、そんなに塩辛くはありません(富山市内のブラックラーメンは激塩辛いですが)。飲み干せるレベルです。魚醤かカツオ出汁なのか、魚介系の香りを強く感じる一杯でした。
  続いて、カツ丼セットを。仕事とはいえ、この連食はなかなかヘビーです。ミニ丼ではないです。フルサイズのカツ丼です。最近、駅そばや立ちそばでカツ丼を食べる機会が多い私。カツ丼も、比較してみるとなかなか面白いものです。この店のカツ丼は、タマネギではなく斜めに細く刻んだ長葱をカツと一緒に卵でとじていたのが印象的でした。
  明らかに食べすぎなので、歩いて腹ごなしをします。岐阜羽島駅から笠松駅まで、名鉄竹鼻線沿線をずっと歩きました。沿線には公衆トイレと見まがうような渋い駅舎の駅が多いのですが、竹鼻駅は比較的大きな駅舎を備えていました。でも、そんなに賑やかな駅ではありません。駅そばも、当然ないです。
  お腹はまだまだ張っているのですが、西笠松駅近くで「どんどん庵」を見つけてしまっては、食べないわけにいきません。というわけで、そば+ハタハタ天+生卵。無料で入れ放題の天かすも加えました。この中で、一番美味かったのは、天かすでした(笑) ほんのりと青のりの香りがあって、そばとの相性も良かったです。
  帰りがけに、もう1軒。大船駅コンコースの「大船軒」が「濱そば」に変わっていたので、たぬきそばを。ま、NRE標準ですね。つゆには少し甘みを加えてあります。「大船軒」の味に寄せているつもりなのだと思いますが、やっぱりマシン注ぎの簡易的なつゆでは「大船軒」の味を再現するのは難しいでしょう。でもね、「いろり庵きらく」が増えて茹で麺のNRE駅そばが貴重な存在になっている昨今、この店舗が茹で麺店舗として残ってくれたことは嬉しく思います。

戻ります。