倉庫110:秩父・寄居ぶらりツアー

  今回は、日帰りの小さな旅です。朝早くに自宅を出て、西武池袋線で西武秩父へ。
  降り立ってみて、愕然としました。西武秩父駅前に広がっていた、個人的には秩父観光で最大の目玉だと思っていた仲見世通りが、まるっとなくなっていました。もちろん、そこにあった駅そば「近江屋」も閉店……。これはショックです。
  リニューアル工事を経て、日帰り温泉を中心とした複合型観光施設がオープンするのだとか。楽しみではありますが、仲見世通りの雰囲気を取り戻してくれるだろうかという不安も感じます。
  今回のお目当ては、こちらのお店。秩父鉄道秩父駅改札外にある「ははそ食堂」です。「ははそ」という名を不思議に思っていた(「ちちぶ(=父)」とひっかけての「母」なのかなと思っていた)のですが、秩父神社前に「ははそ通り」という道があるのを見つけて納得。「ははそ」は「柞」なんですね。
  まずは、定番のかき揚げそばをいただきます。かき揚げは揚げ置きですが、自家製店揚げ。具材のカットが大きめなので、タマネギ・ニンジンの甘みと土臭さがダイレクトに楽しめます。
  麺は、「せきた」でしょうか。星がたくさん見られ、茹で麺なのにそばの香りがしっかりとあります。
  ちなみに、私はあまりこのような「箸上げ写真」は撮りません。撮っても、個人的な資料として撮るだけで、ネット上などには載せません。なぜなら、この手の写真はセンス&力量がバレてしまうんですね。私はまだこの写真をバンバン公開するほどのテクニックを持ち合わせていないわけです。今回はわりとうまく撮れましたので、載せます(笑)
  秩父名物のB級グルメ・みそポテトもいただきます。券売機や一覧形式のお品書きには入っていないメニューです。1本150円。気軽に試せる価格がうれしいですね。
  これまで何か所かでみそポテトを食べてきましたが、ここのは味噌が辛口なのが印象的でした。もっと黄土色をした、甘口の味噌をベースにタレを作る店が多いのですが。この塩辛いバージョンも、なかなかです。手持ちグルメというよりも、ビールに合わせたい一品でした。
  もう一品、わらじかつ丼もいただきます。これも、秩父の名物としてだいぶ定着してきましたね。特徴は、大きく薄いトンカツを、醤油ベースのタレで仕上げるということ。だから、食べやすいです。大きいわりに質量はそれほどでもないので、ペロリと完食できます。タレが濃いので、ごはんがちょっと足りなかなと感じました。ひっそりと、しゃくし菜漬を添えているのもうれしいワンポイントですね。
  実はわらじかつ丼を食べたのは、こんな場所。テイクアウトして、秩父鉄道で揺られること20分ほど、寄居駅ホームの待合室でいただきました。
  この場所(待合室奥の自販機があるところ)に、かつては駅そばがあったんですよね。客が食べているのを見たことがない、郷愁溢れる店でした。だからこそ閉店してしまったのでしょうが、店があるだけで活気があるように感じましたので、とても寂しい駅になってしまったように感じます。駅前の巨大なライフ(スーパー)も閉店してしまったし、寄居は中心市街地の空洞化が顕著な街ですね。
  寄居から小川町まで、腹ごなしを兼ねてぶら〜り散歩。途中、散歩中のおじいさんに教えてもらった近道を行くと、こんなところに出てしまいました(左上に見えているのは、東上線の線路。道ではありません)。思いがけない形でハイキングを楽しんだのでした。

戻ります。