倉庫105:師走に意地でも箕面山ツアー

  行きがけに、金谷で大井川鐡道に乗り換え、川根温泉へ。道の駅の裏手の河原に立って、SLを眺めた。この写真。この写真を撮ることが、今回の旅の最大の目的。この後に続く3日半の行程は、すべておまけみたいなものだ。日帰りでも充分対応てきたはずの取材が、なぜか3泊4日に。最終日にもう1軒公式取材を行っているが、それを含めても日帰り対応ができたはず。仕事だけでは帰らない。悪い癖だな。
  滋賀県内初の出店となる草津駅「麺家」にて、きざみそば。天かすはフリーでサービス。これぞ、安定の美味さ。「麺家」は、JR系とは思えないほど高いレベルで安定しているので、実食機会も多い。麺が美味いんだね。ちゃんとそばの香りがある。
  2日目。2杯目は、布施駅近くの古めかしい立ちそば「天政」で、天ぷらそば。天ぷらは、阪急そばみたいなルックス。でも、麺・つゆが全然違う。関西の端麗系のつゆには、このドンベタイプの天ぷらがよく合う。揚げたてのかき揚げより、こちらの方が美味しいかもしれない。
  3杯目は、鶴橋駅「西口うどん」の天ぷらそば。こちらは、河内地方らしくエビ天の十二単着せ。これもドンベに通じる味わいで、関西のつゆとのマッチングがよい。海老の香ばしさも良いのだけれど、個人的には殻ごと食べられる小エビの方が相性がいいように思う。殻つき小エビ(川エビサイズのもの)、実は私の苦手な食べ物。でも、天ぷらに入っていると抵抗なく食べられるし、むしろ大好物になる。不思議だ。
  4杯目。尼崎駅改札内に最近オープンした「麺家」で、月見そば。天かす・焼き海苔・カマボコが乗って、なんだか賑やかな一杯。縁側で静かに満月を眺めるという感じではなく、祭囃子の中で見上げる満月のようだ。
  3日目に入って、5杯目。石橋駅「阪急そば」で、天ぷらそば。昨日食べた布施「天政」の天ぷらと形はすごく似ているんだけど、エビの大きさが違うね。こちらの方が、少し小ぶりで、数が多い。つゆもカツオが前面に利いた出汁で、特有の味わい。
  阪急箕面線の終着駅・箕面駅で降り、ここから少し山歩きを。駅から10分も歩けば、もうこんな風景に。大阪は平野部が意外と狭いので、取材ついでの山歩きがしやすくていい。
  整備の良い遊歩道が、箕面大滝まで続いている。平日だというのに、けっこうたくさんの観光客で賑わっていた。気軽にできるハイキングというか、散歩。なかなか人気のコースのようだ。
  でも、私はこれで終わらない。ここから山道に分け入り、箕面山の頂上を目指す。箕面大滝までの遊歩道と違って、登山道は整備が悪い。というか、階段が落ち葉で埋まっていて、足をくじきそうで怖い。
  登山道と、山頂方面への分岐点。こりゃ、見逃すよ。GPSで位置を見ながら(市街地から近いため、携帯電波はバッチリ入る)、付近を何度も行き来して、ようやく入口を見つけた。
  頂上も、小さなプレートが出ているだけ。360度どの方向も木々が生い茂っていて、眺望は開けず。ここを目的地に歩く人は、あんまりいないんだろうな。
  これが三角点だろうか。
  頂上から南西方向、六個山方面に少し降りたところに、開けた休憩ポイントがあった。一応、登山客を迎え入れる気はあるらしい。でも、ここも360度どの方向にも木々が生い茂っていて、眺望は開けない。
  ゴルフ場の脇を通って下山していく。ちょっと興ざめ。
  ようやく、眺望の開ける場所に出た。ちょっとガスがかかっていて、遠望は利かなかったのが残念。箕面市あたりには、あまり高い建物がないのね。
  汗をかいた後には、駅そばが美味い。というわけで、6杯目。豊中駅近くの「都そば」で、天ぷらそば。こちらは、正円形のドンベ。これも美味いんだけど、つゆにあまり深みがないぶん、マッチングもいまひとつ。エビの香りもない。個人的には、「天政」や「阪急そば」の天ぷらそばの方が好みだ。
  最終4日目は、青春18きっぷでのんびり帰る。その道中、7杯目を米原駅「井筒屋」で。初めて、新幹線ホームの店舗でいただいた。味覚の方向性は在来ホームと同じなんだけど、丼が大きくてつゆをたくさん飲めるのがいいね。天はやっぱり、ドンベ。
  豊橋駅では、リニューアルしていた「壺屋」で、うどんを。公式取材だったので、あまり詳しくは書きません。
  こんな感じのフードコート様のコーナー内にある。モダンでおしゃれにはなったけれど、風情はすっかり失われてしまったね。ちょっと残念。
  センチな気分を払拭すべく、ほろ酔いセットもいただきます。どて煮が名古屋圏らしくていいね。味が濃いので、ビールのおかわりが欲しくなる。
  最後の9杯目は、東戸塚「いろり庵きらく」で、たぬきそば。もう、いつもの味。これといった感慨はないけれど、しばらく関西風のつゆばかり飲んでいたので、久々の関東風が少し恋しく感じられた。もっと味の濃い店で食べれば、なおのことよかったかな。
  東戸塚駅前には、クリスマスイルミネーションが燦然と輝いていた。ちょっと明るすぎるな、こりゃ。綺麗だから、見物客も多かったんだけど、寒くてとても長居はできなかった。
  帰宅後に、豊橋「壺屋」の名物駅弁をいただきます。鉄板の味に加え、カットボールくらいの変化球(ちくわ稲荷寿し)も。社長、どうも御馳走さまでした。

戻ります。